その後のファミリーヒストリー その一

こんばんは。
新店長です。

以前、このブログで書かせていただいた「懐中時計にまつわるファミリーヒストリー」「ファミリーヒストリー続編」

N様という女性のお客様からの、SEIKOの前身である精工舎製のEDMONDという懐中時計を中心とした心温まるお話(もちろん実話です)をお伝えしました。

2

それから、すでに3ヶ月以上時間が経過しているのですが、いろいろなことがありました。
いろいろなことがありすぎて、実はまだ、懐中時計を修理部門でお預かりしているのです。

話はさかのぼり、ファミリーヒストリーの主役となるEDMONDの懐中時計の修理が可能であると、こちらからお伝えした後の2月5日にN様からいただいたメールです。

「待っていた連絡。修理できるなんて!!
なんて嬉しいことでしょう!
お金では買えない大事な時計となりました。
早く修理して欲しかったのでしょうね。」

N様は、大変喜んでテンションが上がっていたご様子なので、こちらとしても大変うれしく寒い時期だったのに、心が温まった記憶が今でも鮮明に思い出されます。

そして、修理が完了したのが3月14日。EDMONDの懐中時計は、1ヶ月以上もの“長い入院生活”を余儀なくされました。

その修理完了のご連絡をしたときにN様のお返事。

「待っていました!

一日も早く手にしたいところですが、明日は都合が悪いので、
ヤマト運輸を通して16日(水)に配達してもらうことにしました。
手にしましたら、またご連絡します。

ありがとうございました。 N」

そして、16日にN様から、念願の懐中時計を手にしてうれしさの込められたメールをいただきました。

「懐中時計が返ってきました。

EDMONDの懐中時計は手持ちの紐でペンダントにしつらえました。
時計をくぐらせた次の結びは、
「叶(かのう)結び」と言う縁起の良い結び方です。

表から見ると「口」、裏から見ると「十」になります。
いろいろなことを叶えてくれた証に結んでみました。

女性はポケットのない服装が多いので、
ペンダント式か、キーホルダー式が良いと思っていました。
また、傷がつかないように金具は使わないで和の組紐で作ろうと思っていました。

まずは手元にあった紐で作ってみました。
これから服装に合わせられるように何種類か作って楽しもうと思います。

こんな風におしゃれに使い回せるなんて、祖母も想像していなかったことと思います。

それもこれも「思い」だけでなく、「時計」として動くようにしていただいたおかげです。

早速、明日から大事に使いたいと思います。
本当にお世話になりました。

ありがとうございました。
職人さんにもどうぞよろしくお伝えください。

今後ともどうぞよろしくお願いします。 N」

N様の、自分の分身や子どものように扱う懐中時計への愛情を感じるとともに、本当に無事に修理されて戻ってきたことで安心して、胸をなでおろしたような思いがありました。

しかし、まだまだこのストーリーは続きます。