アンティーク懐中時計を購入するのにどんなことに気をつければいい?【使用用途・形・デザイン・大きさ・文字盤の種類・ムーブメント・ブランド・修理やオーバーホールはどうすればいいの?】アンティーク懐中時計の選定規準まとめ

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アンティークの懐中時計を購入したいけれど、何を基準に選定していいか分からないという人も多いのではないでしょうか?ブランドもさまざまだし、使い方も懐中時計によって異なるし…そこで今回は、懐中時計をどの様に選定すればいいか、どこがポイントにして選んだらいいか解説させていただきます。

 

これだけチェックすればアンティークの懐中時計を買える!

アンティークの懐中時計を購入の際には、以下の記載の項目についてチェックしてみましょう。

  • – 使用用途
  • – 形・デザイン
  • – 大きさ
  • – 文字盤の材質
  • – ムーブメント
  • – ブランド
  • – 付属品・アクセサリ
  • – 修理やオーバーホール

 

使用用途

アンティーク懐中時計を入手した際に、どのように使用するのかを考えてみましょう。アンティークといっても実用的に使わないともったいないということで、普段から持ち歩いて使う人もいるでしょうし、大事な宝物用にガラスケースに入れて静かに鑑賞したいという人もいるでしょう。人それぞれですから、その使用用途は自由です。また、大事な人に贈り物として購入する場合もあるかもしれませんね。

  • – 持ち歩き用
  • – 観賞用
  • – 贈り物用

 

形・デザイン

懐中時計には、さまざまな形やデザインがあります。

  • – オープンフェイス
  • – ハンターケース
  • – デミハンターケース
  • – スケルトン

 

オープンフェイス

文字盤に前蓋が付いていない一番オーソドックスな形状の懐中時計です。

 

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ハンターケース

ハンターケースは、文字盤側に前蓋が付いているタイプのケースです。

 

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デミハンターケース

ハンターケースの前蓋に小さな小窓があり、前蓋を開けなくても時刻が確認できるように作られているタイプのケースです。ハーフハンターケース、セミハンターケース、ナポレオンケースなどとも呼ばれます。

 

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スケルトン

文字盤とムーブメント側の両面にガラスがはめ込まれていて、ムーブメントが動作する様子を眺められるタイプの懐中時計です。

 

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大きさ

懐中時計のサイズは、通常アメリカの時計のムーブメントの大きさを示すものを使用しています。サイズは0サイズから18サイズまであり、一番小さな大きさの0サイズはケース幅が30~35mmほど。一番大きいサイズの18サイズは、ケース幅が53~60mmほどになります。0サイズや6サイズなど、小さめのものは女性に好まれて多く使用されています。

 

文字盤の材質

文字盤は大きく分けて以下の3つの材質があります。

  • – 陶製
  • – エナメル製
  • – 金属製

 

陶製

陶製の文字盤は、懐中時計としては最も多く使われています。ポーセリンとかポーセレンとも言われています。

エメラル製

陶製と似ていますが、ガラス質で透明感のある乳白色が特徴の文字盤です。その多くは、金・銀色の装飾が施されていることが多く、陶製の文字盤に比べ華やかな印象であることが特徴です。

金属製

金属製は、ある特定の懐中時計に使用されている文字盤の材質です。時間の経過にともなう文字盤の腐食に注意が必要です。

 

ムーブメント

ムーブメントでチェックすべきポイントは以下のものが上げられます。

  • – 宝石数
  • – プレートの種類
  • – 緩急針の種類

 

宝石数

宝石数は、ムーブメントにはめ込まれている宝石の数を表します。○○石、○○Jと書いたりします。一般的に7石~21石というものが多く、これ以上になると高級懐中時計の部類に入ります。

プレートの種類

プレートとは、ムーブメントを覆っている金属板のことです。フルプレートと呼ばれ、ムーブメント全体を金属板が覆っているものや、ブリッジムーブメントといって、ちょうどムーブメントの中央に橋が掛かっているように金属のバーが渡してあるものが主流です。

緩急針の種類
緩急針というのは、時計の進み具合を微調整するための調整機構を指しています。レギュレーターと呼んだりします。緩急針のデザインを見ると、ある程度ムーブメントのグレードを見分けることができます。

 

ブランド

海外製のアンティーク懐中時計は、大きくアメリカ製、スイス製、イギリス製に分類されますが、アンティークと呼ばれる20世紀前後の懐中時計は、アメリカ製が隆盛を極めていました。したがって、アンティーク懐中時計を選ぶのであれば、アメリカ製の懐中時計をおすすめします。
アメリカ製の懐中時計ブランドには、エルジン、ウォルサム、ハミルトン、イリノイ、ハンプデン、ハワード、ロックフォードなどのメーカーをおすすめします。

 

付属品・アクセサリ
懐中時計は、先に書いた使用用途の選択肢として、持ち歩いて使う場合と、観賞用とする場合とで、扱いが異なります。いつも持ち歩いて使う場合、何かの拍子に懐中時計を落としてしまう場合も考えられます。それを防止するために、落下防止のチェーンを付けたり、大きな懐中時計を持ち歩く場合には、洋服の型崩れを防止するために、レザー製のケースに入れて持ち歩くのが一般的です。
また、観賞用とする場合には、ガラスケースにしまって保管したりします。
このように、懐中時計を中心とした周辺アクセサリのバリエーションが腕時計に比べて多いことも懐中時計を持つ楽しみの一つとなっています。

 

修理やオーバーホール
機械式のようなアンティーク懐中時計は、誕生から100年以上も経っているものですので、当然修理やオーバーホールなどのアフターケアがより重要なものになります。したがって、購入後の修理やオーバーホールなどの相談を請け負ってもらえるショップを選んでおくことが重要なポイントとなります。

 

まとめ
アンティーク懐中時計を購入する際には、さまざまな角度からチェックを行い、数多くの懐中時計の中から自分にあったものを十分考慮し検討したうえで選ぶことをおすすめします。