アンティーク懐中時計のケースの開け方はどうすればいの?【アンティーク懐中時計の基本的な使い方 -3-】

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懐中時計を手に入れるとやってみたいのが、実際に時計が動いているのを実感できる『機械(ムーブメント)を見る』ことではないでしょうか?
機械の鑑賞もアンティーク懐中時計の魅力のひとつであるため、蓋を開ける機会というのは意外と多いものです。ケースの開け方や機械の見方は簡単ですが、開ける以上は、中にホコリなどが入って故障の原因になる可能性があることを知っておきましょう。

懐中時計のケースの開け方には大別して以下の2タイプがあります。

–  蝶番のあるハンターケースの開け方(ステム押し込み型)
–  スクリューベゼルケースの開け方(スクリュー型)
– スナップケースの開け方(こじあけ型)

 

蝶番のあるハンターケースの開け方(ステム押し込み型)

蓋が蝶番でつながっているタイプのハンターケースは、両蓋(または片蓋)に蝶番が付いており、ステムを押し込むことで、ステム根元にあるツメが下がり、蝶番側にセットされているバネの力で蓋をほぼ垂直まで跳ね上げます。8

ハンターケースの前蓋を正しく開けるには、以下のようにして大事に扱いましょう。

①蓋を閉じた状態で、前蓋を左手で覆い、蓋が跳ね上がらないよう軽く押さえる。
②その状態で、右手でリューズを押し、ツメを下げる。
③ツメを下げたまま、左手を静かに外し、左手を添えたまま蓋を開く。

 

スクリューベゼルケースの開け方(スクリュー型)

9スクリューベゼルケースは、文字盤側がガラスになっているタイプです。 鉄道懐中などスクリュー方式のベゼルを持つ懐中時計は、開閉が容易なため、文字盤やムーブメントを直接見たい人には手軽な方式と言えます。

ベゼルは反時計回りで開き、時計回りで閉じることができます。ベゼルを開くとき、ガラスを押さえて回さないよう注意してください。

ハンターケースの懐中時計に比べ、オープンフェイスの懐中時計は、風防ガラスが厚手のため、強度はかなりしっかりとしています。

 

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しかし、ベゼルはスムーズに回せるもの、逆に開けにくいものがあり、開けにくいベゼルの場合、ガラスを押さえて回すと、ガラスにヒビ割れが起こる場合があります。

よって、風防側のベゼルを外すときは、ガラスを押さえず、ベゼルを押さえて回すように十分気をつけてください。

また、鉄道懐中時計の場合、ベゼルに装飾が入らないことが多いため、手が滑って開けにくい場合もあります。そんなときはゴム手袋をおすすめします。キッチン用のゴム手袋や、園芸用のゴム手袋をつけてベゼルを回せば簡単に開けられます。

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手が滑って開けにくいスクリューベゼルや、回転が渋くなっているベゼルの場合、スクリューベゼル用のケースオープナーが重宝します。
オープナーを使う時も、ガラス面を押さえて回さないようにしてください。吸盤のように、ベゼルに当ててゆっくり回すと、簡単に外すことができます。

 

スナップケースの開け方(こじあけ型)

蝶番のあるハンターケースで裏蓋、内蓋もスナップとなっている場合、これを開けるには、こじ開けと呼ばれるオープナーを使用して開けます。

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こじ開けを使用する場合、時計の蓋と本体の間を見回してみてください。蝶番タイプのものは一箇所爪のようになっている部分があり、カパッと開けるタイプならケースと本体にわずかに隙間がある場所があります。

こじ開けの先端をその隙間に差し込みます。隙間に差し込んだら、そのままテコのように蓋を持ち上げるようにすると蓋が開きます。内側にも蓋がある場合は、外蓋を開けた場合と同じ手順で開いてください。ケースを閉める場合は蓋を押して元通りに閉めるだけです。

 

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