懐中時計を華やかに彩るジュネーブ波形

ジュネーブ波形(Geneva Stripes)とは、懐中時計のムーブメントの受け板などに施された波状の模様のことを指します。

懐中時計を華やかに彩るジュネーブ波形

ジュネーブ波形は、一般的にコート・ド・ジューネーブ(Côtes de Genève)として呼ばれています。
この装飾技法は、ローズエンジン旋盤(Rose engine lathe)という機械を使って、地板・受け板の表面を薄く削って模様を付けたものです。ジュネーブ波形も、ダマスキーン模様と同様に、メーカーごとに特徴があり、時計の顔を構成する重要な要素といえます。

懐中時計を華やかに彩るジュネーブ波形

下の写真は、ハミルトンの鉄道懐中時計のジュネーブ波形です。

懐中時計を華やかに彩るジュネーブ波形

ジュネーブ波形は、20世紀前半までの懐中時計にはよく見られますが、ダマスキーン模様と同様、1940年頃からはシンプルなヘアライン加工された地板に代わり、現代においてはアンティークウォッチを除いて、滅多に見られなくなりました。

スイスではロンジン(LONGINES)やオメガ(OMEGA)、アメリカではイリノイ(ILLINOIS)やハミルトン(HAMILTON)といったメーカーのムーブメントにジュネーブ波形が施されているのを見かけます。
あい