アンティーク懐中時計のさまざまな文字盤

アラビア数字とローマ数字の文字盤

よく、古いアンティーク懐中時計の文字盤の数字には、I,II,III…のようなローマ数字が使われていて、比較的新しい懐中時計には1,2,3…のような通常のアラビア数字が使われていると言われています。

ローマ数字の文字盤のアンティーク懐中時計

つまり、1600年ごろのテーブルクロックと呼ばれる置時計などを見ると文字盤にローマ数字が使われていて、アラビア数字は補助的に書き加えられているに過ぎません。

文字盤がローマ数字のテーブル時計

しかし、18世紀になると、少ないですがアラビア数字の時計も残っています。有名なブレゲが1791年につくった懐中時計もアラビア数字のものだけなのです。

文字盤がアラビア数字のブレゲの懐中時計

ですので、アラビア数字の文字盤は、ローマ数字の文字盤に比べ新しいとはいえますが、それは300年前にくらべて200年前が新しいという程度の違いに過ぎません。どちらも現在から考えると、かなり前から使われていたと言えます。

フリーメーソンの懐中時計

ローマ数字でもアラビア数字でもなく、数字のかわりに絵の描いてある文字盤もあります。これは懐中時計だけではなく腕時計にもあります。フリーメーソンの懐中時計です。

フリーメーソンの時計

フリーメイソンはイギリスで興り、世界中に派生した男性会員同士の親睦を目的とした友愛団体です。成年男子で、一定の条件を満たすと入会できる非公開組織として知られています。

フリーメーソンの懐中時計は、文字盤のデザインもさることながら、ケースサイドに彫り込まれた文様は全体の質感を高めるのに一役買っています。手に収まる程よい大きさのケースには不釣り合いとも思われる大きめのテンプを搭載し、高い精度を追求できるポテンシャルを備えた懐中時計です。

All Seeing EyeやSquare & Compassといった意匠をさまざまな身の回りの道具に施しています。時計の場合、その意匠は、ケース、文字盤やムーブメントに施されています。ケースには三角のものや意匠を彫刻したものがあり、文字盤には儀式に用いられるさまざまな意匠が配されています。また、ムーブメントにそれら意匠を施したものもあります。

まとめ

アンティーク懐中時計の文字盤にはアラビア数字やローマ数字の他に絵の描かれているフリーメーソンの懐中時計があります。一度は手にとって挑戦してみたいですね。