それぞれに違うアンティーク懐中時計の蓋の開け方

アンティークの懐中時計を手に入れたらまずどんなことをするでしょうか?
まず手のひらに懐中時計をつつんで文字盤上の針の動きを見つめることでしょう。しばらく見続け、セコンド針の時を刻む音を聞き確認します。金属製の澄んだ心地よい音がしてきます。音を聞いたら、今度はその音源がどのように機械的に動いて音を発しているのか見たくなるのが心情だと思います。しかしその機械をみるためには、裏蓋を開けなければなりません。

裏蓋の開け方もそれぞれ

懐中時計 裏蓋の開け方

さて、懐中時計の裏蓋の開け方には、3種類あります。裏蓋の開け方は表蓋の場合にも通じます。
正直言って、この裏蓋の開け方には迷う方もおられるのではないでしょうか?どれがよいというのはありませんが、懐中時計を買ったら、まず蓋の開け方はしっかり確認しておきたいですね。その懐中時計の開け方を間違えると下手をすると、破損につながりかねません。懐中時計の裏蓋の開け方は以下のとおりです。

1) スクリュー・バック式
2) スナップ式
3) はめ込み式

スクリュー・バック式

スクリュー・バック式はねじ込み蓋で、時計の本体とケースのそれぞれに溝が切ってあり、両手のひらに挟んでねじると裏蓋が開きます。ちなみに表蓋も同じ要領で開きます。アメリカの鉄道懐中時計はほとんどがこの形式となっています。この形式は、おそらくゴミが中に入るのを防ぐためだろうと思われます。

懐中時計 スクリュー・バック

スナップ式

スナップ式は蝶番を持ち、これにより本体と蓋がつながっている形式である。この形式は蝶番がケースの下部に見え、上部には少し膨らんだ部分があって、爪がかけやすくなっているのでよくわかります。この膨らみにこじ開けをあてれば、開けることができます。同じ蝶番式でも竜頭を押すとバネになっていて裏蓋がはねて開く形式のものもあります。

懐中時計 スナップ式 蝶番

はめ込み式

はめ込み式は、スクリュー・バックとよく似ています。この形式には、蝶番もなければ膨らみもない。いくら手のひらでまわそうとしても、てがすべるだけです。このような形式は、ぐるりとベゼルを見まわすと、ベゼルと胴の間に少し隙間の多い部分が見つかります。そこにこじ開けを差し込むとポコっと蓋がはずれます。このためポコ型ともいわれています。

懐中時計 はめ込み式

まとめ

いかがでしたでしょうか?蓋の開け方にもそれぞれ一長一短があり、どれがまさっているとは一概にはいえません。でも手持ちの懐中時計が、どの形式であるかは、必ず買うときに確認しておきたいものです。