さまざまの顔を持つアンティーク懐中時計

懐中時計のさまざまな顔

アンティーク懐中時計は、いろいろな顔を持っています。大きさ、厚さ、形、デザインなどさまざまです。
明るい懐中時計、地味な懐中時計、威厳に満ちた懐中時計、おとなしい懐中時計などなど、それぞれを気分に応じ、時を場合に応じて使い分けてみましょう。

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懐中時計の大きさ

大きさは、直径5.5cmくらいが大型、5.0cmくらいが中型、4.0cmくらいが小型と呼ばれています。この1.5cmの違いは小さいようで、実は感じがまるで異なります。5.0cmから5.5cmになると、少々あらたまった席に、背筋を伸ばして出かけるときに似合います。多少の緊張に負けないように時計も大きくて重いものが良いと思います。明治期の懐中時計はこんな感じです。真新しいスーツやダブルの服を着ていくようなときにぴったりですね。

明治期の懐中時計

懐中時計とおしゃれ

ちょっと気楽にセーターをひっかけて、ズボンのポケットから細目のチェーンをのぞかせる懐中時計は、4.0cmくらい。銀かニッケル、ステンレスの、割り合い新しい竜頭巻きの軽くて小型の懐中時計が似合うのではないでしょうか。気分まで軽くなる感じだと思います。

八角の懐中時計

こんな感じの八角形の懐中時計や、十角形などの変形のものや、フリーメーソンの文字盤などもおもしろいかもしれません。

銀の両蓋の懐中時計

気取っておしゃれをして待ちに出るときには、意表を突いて銀の両蓋の懐中時計。
喫茶店の前でパチッと蓋を開けて時間を確かめる。あるいは、フランス製の薄型で洒落た模様をしたふるい鍵巻き懐中時計が似合うのではないでしょうか。

仕事のときの懐中時計

仕事に出かけるときには、鉄道懐中時計などもよいと思います。鉄道、電信電話、船舶で使われている懐中時計は、業務時計と呼ばれていたように、地味で正確、職場の環境にもよく合います。アメリカの懐中時計でも良いし、セイコーシャの鉄道時計でもさまざまなものがあります。

セイコーシャの鉄道懐中時計

普段は、ニッケルメッキのチェーンや紐でも良いですが、そのうちに余裕ができてチャンスがあれば、少々高くても金無垢か銀無垢のチェーンも持ちたいものです。懐中時計とチェーンのコンビネーションを考えながら、今夜の外出の出で立ちを思い浮かべるのは、懐中時計ファンにとって最高の楽しみの一つなのです。

まとめ

アンティーク懐中時計にはさまざまな大きさがあり、シチュエーションによりその特色を生かす懐中時計を使いたいものですね。お出かけの際には、どんな懐中時計に、どんなチェーンをつけていくのか、そんなバリエーションをおしゃれの一つとして楽しみたいものです。