【懐中時計の魅力】ブランドのものだけが名品ではない

アンティークの懐中時計のかくれた魅力

現在はブランド志向の強い時代。時計でいえばロレックスやカルティエ、ティファニーといった名の通ったブランドの腕時計を身につけている人が多くなりました。ブランドものの良品がもてはやされて持つのもよいですが、もっと大らかに、アンティークの懐中時計のように、古きよき時代の、誰が作ったのかも知らない、名前も知られていない懐中時計のような名品を使ってみるのはいかがでしょうか?

腕時計も良し、懐中時計も良し

アンティーク懐中時計の魅力

クオーツは大変正確でとても役に立ちます。腕時計もこれまた便利で、洗練されたデザインも素晴らしいと思います。日常使用するには、これほど都合のよいものはありません。
しかし、パン食をするときにはソバが食べたくなるし、ご飯も食べたくなります。時計も腕時計だけではなく、懐中時計の2つや3つはコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?合理性だけではとても息が詰まります。もっと大らかに実を飾ることを考えても良いと思います。時と場所によって使い分けるのです。

懐中時計をさりげなく

最近では、結婚式のような公のパーティーなどでは、90%ぐらいの人はロレックスやカルティエ、ティファニーなどの、いわゆるブランドものの腕時計を目にします。そんなときに、スーツ姿のベストの金ぐさりをたぐって、おもむろに懐中時計を取り出すのです。

懐中時計にベスト

まわりの人が、「それはどこの会社のブランドですか?」と聞いてくれたらしめたもの。「これは会社なんてものができていない時代に、◎◎という時計師が手作りした懐中時計なんです」と、さりげなく答えてみましょう。

なにも今はやりのブランドものだけが名品というわけではありません。すぐれた個性を持っている人は、すぐれて個性的であったかつての名品をもってみるべきではないでしょうか?

懐中時計を持つもう一つの楽しみとは?

懐中時計の歴史は長く、すぐれた時計師はヨーロッパの各地に点在していました。ドイツ、フランス、イギリスなどが先進時計国であり、いろいろな国のいろいろな町に5人、10人と時計師がたむろしていたといわれています。

懐中時計 職人

いろいろな国の、いろいろな時代の時計師たちが、会社組織による量産品としてではなく、個人としてつくった時計なのです。個性的な時計師の作った個性あふれる時計に、100年、200年経った今、もう一度陽の目をみせてあげるというのも、懐中時計の楽しみの一つなのではないでしょうか?