【懐中時計の構造】懐中時計の文字盤

懐中時計の文字盤には、琺瑯製と金属製があります。17世紀から18世紀にかけてのごく古い文字盤は、むしろ金メッキをした金属製が多く作られました。

最近は、金属製の文字盤は低級品の証拠のような言い方も見られますが、必ずしもそうとはいえません。むしろ好みの問題だといえます。
この頃の文字盤には彫りがあったり、エナメル画が描かれていたりして、見やすさという実用性よりも、装飾性が過剰だったといわれています。

懐中時計 金属製 文字盤

18世紀からあとになり、白い琺瑯製が一般的に使われ、簡素化されました。ここ数十年前からは、黒色文字盤が現れました。軍用時計では、夜間の行動に便利なように、黒文字盤にスケルトンの針を用い、夜光塗料を塗る形式が普通です。

また、特殊な文字盤として盲人用の点字時計は、普通3時、6時、9時に点、12時に棒を打って、触って時を知る形式がとられています。

懐中時計 琺瑯製 文字盤